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風邪は万病のもと   

Dr.448@ダンナが風邪でダウンしてしまいました。

先週の月曜日くらいから調子は悪かったのですが、「細菌性の風邪だよ。」と言って通院もしておりました。水曜日くらいには「鼻からのどへと細菌がおりてきたみたいだ。」と本人が言っておりましたが、木曜日の夕方くらいから、とうとう胃腸が細菌にやられてしまいました。
金曜日の朝起きてからずっと、腹痛・吐き気・下痢・発熱を訴えるダンナ。
仕事に行く前にかかりつけの病院に連れて行きましたが、主治医の先生のお見立ては「細菌による感染性胃腸炎」。
病院にいく前にダンナの職場の方に連絡を入れておいたので、当日はお休みさせていただくことができました。

・・・たぶん、仕事に行ってたら途中で倒れたかも・・・ってくらい症状は悪かったですね。
会社のご配慮もあり、翌土曜日もお休みをいただき午後には熱も随分下がっていたので、少し落ち着いてきたのかな?と思っておりました。

が、6時くらいから今度は激しい頭痛を訴え始めました。
夕ご飯におかゆを食べてもらって、鎮痛剤を飲んだものの一向に納まらない様子。
そのうち、「右手が痺れるんだけど・・・。」といい始めました。
この時、すでに6時半。かかりつけのお医者さんに電話をかけたものの、土曜日は6時までの診療のため、電話のむこうから聞こえてきたのは留守番電話の声。
慌てて、タウンページを開いて夜間診療をやってくれるであろう総合病院に電話をかけて確認。

私   「○○病院が夜間診療をやってるから行こう。」
ダンナ「すごい待たされるんでしょ?!いいよ、行かない。」

というので、ネットで他の夜間診療をやってくれそうな病院を探していたら、今度は、「左手が痺れてきた・・・。」と言う。

私   「救急車呼ぼうか?」
ダンナ「大丈夫。呼ばなくていい。とりあえず、水分を取る。」

と言って、ポカリ○エットのペットボトルを両手で持とうとするも、この時痙攣を起こし始めていてペットボトルを自分で持つことができませんでした。

私は再度 「救急車呼ぼうか?」
ダンナ   「・・・・・」

無言=”呼んでくれ”のサインだと受け取り、すぐに119番しました。
救急車が来るまでの数分がとても長く感じました。

ほどなくして到着した救急車&3人の救急隊員の方。
まずは、玄関先で「バイタルチェックをします。」ということで、2人がダンナに話しかける。
1人の方から私にも確認作業をされる。

簡単な問診&バイタルチェック後、病院への搬送が決定。(この段階で、大したことがナイと判断されれば搬送はしてもらえなかったんでしょうね。)この時、ダンナは1人では歩けませんでした。
結論から言えば、夜間外来に私が1人で病院に連れて行ける状況ではありませんでした。

救急車の中で、救急隊員の方がダンナに話しかけて(いろいろ問診して)いましたが、途中からダンナが答えなくなったので(たぶん、意識が朦朧としていたと思われます)、私が代わりに答えました。
(あとで聞いたら、本人は答えていたつもりだった様です。)

あの激しい頭痛を訴えた後だったので、色んな嫌な想像をしてしまいました。

病院に到着後、私は受付に案内され受診の手続き。
ダンナは、処置を受けていました。

しばらくして、処置が終わった段階で先生に呼ばれたので横で見守っていましたが、1本目の点滴が半分くらい入ったところで、ダンナが 「痺れが取れない・・・」と訴えるし、痙攣が治まる気配もありません。
すぐさま先生を呼んで診ていただきました。

この時、私は『頭痛後』現れた症状だったので、脳卒中とか脳溢血なのでは?という思いが捨てきれず(救急車の中で、少し意識も飛んでいたみたいだったので)、先生に「こうなる前に、激しく頭痛を訴えてました!」と言ったら、先生が「では、頭のCTを取りますか?」とダンナに意思確認をしてました。間髪入れず私が「お願いしますm(__)m」と言ったのですが、ダンナは「CTはとらなくていいです。」と返事をし、結局頭のCTはとりませんでした。

追加の血液検査の結果、『過喚起症候群』(いわゆる過呼吸)とわかり、点滴とは別に注射を打ってもらったら、徐々に痙攣も治まってきて、2本目の点滴が半分入った頃には、448も自分で体を起こせるようになり、「なんか元気になってきたし、救急のベッドを占領しているのも申し訳ないので、早く帰りたいなぁ。」なんて言う余裕もでてきました。

素人の私にとっては、驚きの回復です。
痙攣がとまらなかった時は、今日中に帰るのはムリ!だと思ってました。

家に帰ってから、「細菌がおなかから脳に侵入したのかと思ったよ(泣)」って言ったら、そんな「非医学的なことはありえんよ。」と笑われてしまいましたが・・・。
ほかにもね、「あ~、ポカリ○エット飲ませたのが悪かった?」とか、わけのわからんことをいっぱい考えておりました。(今となっては、笑い話ですが)

とにかく、命に別状がなくてよかったです。
初めて救急車に乗りましたが、もう救急車のお世話にならなくてすむよう毎日を過ごしていきたいですね。

皆さんも、風邪くらいどうってことないさ!なんてなめてかからず、体調が悪いときはしっかりと休養されて下さいね。

それにしても自分の職業が医師だと、症状から、よくも悪くもある程度の病状の見当がつくのは、いい時もあれば悪い時もありますね。

by kari-n-to | 2007-12-23 20:32 | 徒然

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